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*Croquis de Paris No.494 ~ パリ近郊で弓道体験 ~ *

8月。

日本から戻って来て二日目、

旦那さんは翌日から仕事な、そんなまだ時差ボケも覚めやらぬ頃。

 

1 A線が工事中のためナシオンから 

 ☆ 普段ならもっと近所からA線に乗れるはずが、バカンス中はパリ市内全線にて工事中と言う事で、

 まずはナシオンまでメトロで移動 ☆

 

家族揃ってのバカンスの最終日に珍しくRERのA線に乗って向かった先は

 

「 NOISIER / ノワジエール 」

 

2 ノワジエールNoisierに到着

 ☆ ノワジエールに到着。こっちの出口でいいのかな? ☆

 

もう、ほんとに観光地以外のパリの外を全然知らないもので。

へぇ〜こんな街なのかぁと興味津々♪

 

3 都中 これが映画館?素朴な街です

 ☆ これが本当に映画館?な建物。昔は工場かなにかに使われていた場所だったのかな? ☆

 

昔はよく通ったパリの中華街にある大きなアジア食材のスーパーマーケットがあったり。

これが映画館?っていうクラシックな建物を発見したり。。。

なぜか全体的に極端な斜めの屋根のお家が多いのは最後まで謎だったけど^^;

比較的新しい住宅街。そんな印象。

 

4 森の中に

 ☆ こんな森の中にあるの? ☆

 

こざっぱりとした町並みを抜けて見えて来たこの森のような公園?

の中にどうやら例の場所はあるって地図には出てる。

 

5 テニス場の隣に

 ☆ 広々としたテニス場があった♪ ☆

 

広々としたテニス場。

その横に・・・

 

とそこに、今回ここに呼んでくれたMさん登場♡

「munekoさんご家族ですか?」

「はいそうです! きゃ〜、初めまして〜☆」

 

そう、ひょんな事から知り合いを通じて知り合ったMさんとの初めての対面。

「どうぞぞうぞ、中へ♪」

「おじゃましま〜す(ドキドキ、ドキドキ)」

 

6 わお!弓道場

 ☆ じゃじゃ〜ん!わかります?遠くに的があります。 ☆

 

わ〜お♡ (でしょ?)

弓道場です☆

 

ほんとここがフランスとは思えない!

 

廊下の壁にはなにやら弓道の型を物理的に説明している図が。

やるのか?これらをいきなり?私らが!? ^^;

 

7 壁にはなにやら説明が

 ☆ すごく難しそうなんですけど^^; ☆

 

そう、この日はMさんから紹介された弓道場の体験日。

 

小さい頃から弓道をやってみたいと言っていた娘の話を

弓道をやっている東京の知り合いに話したら、

なんとその知り合いが通っている道場に、

パリに住んでいて弓道をやっているという女性が

今バカンスを利用して練習をしに通って来ていると言う。

(そんな奇跡が^^)

 

8 本格的

 ☆ 上座。道場に入るときはこの上座に向かって一礼をして入ります。☆

 

「 パリの弓道事情聞いてみようか? 」

「 本当に!? 」

 

そんな流れから、今回家族で弓道を体験してみることになったのでした。

 

で実際のところ、Mさんにお薦めしてもらったパリで通えそうな弓道場は

15歳未満は受け付けていなくて断念。

じゃぁ、私が通う郊外の練習場で今度体験日があるので来てみますか?

というメールを受け取って、是非!と家族で参加してみる事に。

 

9 この打起しから引き分けがなかなか難しい

 ☆ 授業もだいぶ進んで、「打起し」という形から「引き分け」に持って行っているところ ☆

 

当日はお弁当持ちで丸一日の授業。

 

そしてしょっぱな。

片膝を立てたまま腰を下げた姿勢で

立てた膝の方に逆に体を移動する一番目の作法で旦那撃沈。笑

(書いていてうまく伝えられないけど^^;)

 

よく時代劇の撮影とかでも言うじゃないですか。

昔の人の体の動きって、歩くときも手と足の動きが今とは違ったりって。

 

10 打起し 引き分け

 ☆ これ、力ずくで引くと力のない私では、弓は引けないんです。でも ☆

 

あんな感じで個々の所作が基本体幹が整っていないとちょっとした動きさえ難しい。

腰痛持ちの旦那さんは一瞬で「これはあかん」と思ったらしい、笑

 

でね、これがヨガをやっていた私的にはハマるんですよ。

スポーツは苦手だけど。

 

フランスで3人しかその上段を持っていないという

しかもパリで持っているのはただひとりっていう優しいおじいちゃん先生が

フランス語で説明してくれるんですけど・・・

 

11 そしてそのまま離れとは言われるのだが

 ☆ 矢は打つんじゃなくて、自然と離すんですよ。伸び切ってパッ!こんな風に ☆

 

内容がめっちゃ面白い^^

ついでに着いて行った私の方がハマってるっていう。

 

すべては美しさなんです。

矢を打つ、とか的を狙う。的を射つ、的なものではなくて。

 

骨格の作りと自然な流れに合わせて体を動かすようになってる。感動。

 

12 会 離れ

 ☆ 「会」から「離れ」へ。☆

 

これが、どこかに力が無理にかかったり

力ずくで動かそうとすると、逆に私みたいな力のない人間は弓が引けないんですよね。

 

ここからあちらに、体がこう動いてここがこうなってetc・・・

とその美しい所作にぴったりとハマった時。

これがすんなり引けるんですよね〜^^

 

いやマジで凄すぎる。恐るべし日本の・・・何!? だろう 笑

 

13 頑張り過ぎな背中 笑

 ☆ 矢を持って練習し始めたとたんに、今まで教えてもらった型が崩れちゃう私。

 力入りすぎてるの図。☆

 

凄いのは先生がそれを、

この弓道というものが、敵と戦うものでもなく、

美を追求しているって事をすごく丁寧にフランス語で説明してくれる事。

日本人より日本的なんじゃないか?

 

実際、最後の片付けや土の手入れまで、すべてセットになった授業でした。

これって、小さい頃から学校でも自分達が掃除をする習慣のないフランスでは

なかなか見慣れない風景。

 

14 先生達の美しい姿を

 ☆ 今回の誘って頂いたMさんのデモンストレーション。カッコいい〜♡ ☆

 

道具も、親指の付け根に弓を引っかけるための堅い溝がある独特の手袋を使うのですが、

他人が触ってはいけない弓同様にとても大切なもの。

これを「かけ」と呼ぶそうなんですが、

これが『「かけ」がえのないもの』という言葉の由来になっているとか。

(Mさん談。ちょこちょこ日本語で説明してもらえるのは本当に助かりました。)

なんだか色々素敵です。

 

ちょっと通うには遠いし、実際やるには週二で通った方が良いというので

今習い始めるには、学校とのバランスで難しねって事になったけど。

娘にはとっても良い経験になりました。

もちろん私にも♪

翌日へんなところが筋肉痛でしたけどね、笑

 

それにしても、

海外に出れば出るほど日本文化に触れられる機会が多い様な気がして不思議。

 

で、先週登場したLAPAGEのYちゃん。

実は彼女も弓道女子なのです。

身近な人が3人も弓道女子、マジか。

もうほんと、みんなカッコ良すぎる!^^

 

 

 

A la semaine prochaine 

☆MUNEKO☆