*Croquis de Paris No.689 ~ ソー公園と ~ *
2022年6月10日10:00 AM カテゴリー:Designersdiary
プチバカンスがある上に、連休も多いおフランス。
ふらっと家族で出かけて楽しめる場所ってどこかあるかな・・・と考えて、
思いつきでソー公園Parc de Sceauxに出かけてきました。
(写真沢山でザクザク行きます♪)
☆ 別の場所にランチで立ち寄ってからこちらに来ようと思ったら結構迷ったので今度は直接来てみよう。☆
昔々、一度だけ知り合いの人に連れられて行ったことがあるソー公園。
当時はRERの電車で、今回は車で。
場所はこんな感じ、パリからほど近い南側にあります。
☆ googleマップより☆
桜の木がたくさんあって、お花見ができる場所としても有名で。
なのだけれど、旦那さんも娘も来たことはなく。
しかも今はお花見の時期でもないけれど、
実際どんなところだったんだろうと、ふと来てみたくなって・・・
☆ お城のある正面の入り口から ☆
あとね、ママとしてちょっとだけ焦るんです笑
(ほんと毎回この感情、もっとナチュラルに計画を立てれればいいんだけど。)
バカンス的なものや、連休ってなると、何か少しだけ違ったことを経験したいなって。
私以上に家派な家族。
あれしようよ♪と、声をかけない限りはみんなパソコンの画面に向いたままで大丈夫。
活発でなさそうで、私の方が意外と活発なのかもしれない。
そしてそんな母に付き合ってくれる家族は優しい*^^*
☆ 今のお城はフランス革命後に建て直されたもの ☆
初めてのソー公園なので、まずはお城を見てみようよと。
ルイ14世を支えた(財務長官や大蔵大臣にあたる)宰相コルベールが
1670年にこの広大な土地を購入し、ヴェルサイユ宮殿の庭を手がけたル・ノートルや
内装を担当したル・ブランなどの芸術家たちを雇い、この絢爛豪華な城や庭園を作らせたのだそう。
☆ 各時代のお城の持ち主 ☆
その後は息子のセニェリー公爵が領地を220ヘクタールまで拡大。
再びル・ノートルに依頼して、大運河や噴水や滝など
庭には多くの水の芸術作品が点在する美しい景観を。
さらに建築家、ジュール・アルドゥアン=マンサールの設計により
オランジュリーが建てられました。
(メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンドさんより)
☆ 今見てるこの景色が特別なものに見えてきた。☆
でもこれが、
フランス革命(1789-1799)の時代に城を含めほとんど全てが破壊されたそうで。
1798年、裕福な農業開拓者がこの地所を購入し、
残された資材も売り払われたそうですが、
1828年にその娘がトレヴィーズ公と結婚すると、
トレヴィーズ公はこの場所の修復に乗り出し、
ル・ノートルの図面に従って公園を整備、
コルベールの城があったのと同じ場所に新しい城を建設したそうです。
☆ 外に出て、お城を背に庭園を眺める。この日は少し肌寒い曇り空でした。☆
それが今のこのお城なのですね。
1923年にはセーヌ県がこの地所を購入。
建物と彫刻は歴史的建造物に指定されるとともに、
公園全体が一般公開されることととなったのだそうです。
ありがたい。。。
☆ 規模が規模なので全てが遠くに見える笑 ☆
で、オランジュリーってどこにあるんだろう?
お城から駐車場方面に、
これかな?
あった♪
☆ ひっそりとしているけれど、とても素敵な空間。☆
表の門のところにあった、コルベールの紋章でもある、
番犬や一角獣の彫刻や庭園を飾る彫刻のオリジナルが保管されている場所。
☆ ランジュリー(オレンジの温室)と言われるだけあって、光がたくさん入ってきて美しいです。☆
誰もいない中、自然光の美しい部屋で三人で作品を贅沢に眺めた貴重な時間でした。
お次は?
旧厩舎Ancien Ecuriesでも何かエキスポジションをやってるって言ってたね。
って言ってたら
☆ 白い馬に乗って、警備の方達 ☆
リアルなお馬さんに遭遇^^
警備の方達ですね。
☆ 見入る娘。☆
旧厩舎では様々な技法を使ったスケッチが展示されていて、
案外こういう完成されていない、
何かを自分の中に見つけて初めて外界に出現させたような、
作者の息遣いのようなものが伝わってくる作品が興味深いです。
☆ お気に入りの一枚 ☆
お気に入りの一枚は、
レイモンド・ラファージュさんのスケッチ。
こんなにも力まずに、空気感を伝えられる絵ってあるんだなぁと。
とても素敵なスケッチでした。
☆ お庭の方に下りてきました。☆
とまぁ、3つの建物を見て、
まだまだ有名な建物もあるんだけれど、ちょっとここで休憩〜
っていうか、入り口近くにいるだけで、まだ全く庭の方に行ってないじゃんと。笑
☆ 日本に帰ったらミスタードーナツをたらふく食べたいな ☆
ここに来る前にたまたま寄ったショッピングモールで買ったカラフルドーナツを
ル・ノートルのお庭を眺めながら^^
ご馳走さま♪
でももう疲れちゃったよぉby娘
だよねぇ笑
でもさ、もうちょっとだけ、
建物はまた今度でいいから、せめて運河を見たいのよママ
確かこっちに歩けば見えるはず・・・
☆ ここから運河まではまだかなりあるね ☆
あった!
遠くに見える大運河Grand canal。
あとさ、あとさ、カスカード(滝)とロクトゴン(八角形)の噴水と。
確かこっちに・・・
☆ 笑ってしまうほど遠い ☆
って、相当向こうだね^^;
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☆ 勾配23mを生かして段々になってます ☆
わーありがとうー!これが見たかったの。
噴水も綺麗だね!
さぁ帰ろっか笑
P.S.実はこの日はフランスの母の日で、寝る間際になって娘が気がついたらしい。
もっとママに見たいところを見せてあげればよかったと。
十分だよ、私結構わがまま言わせてもらってみんな結局歩いてくれたじゃん(うるうる)
可愛いなぁ、ありがとうね。
広すぎるぞソー公園
やるなぁソー公園^^
A la semaine prochaine
☆MUNEKO☆