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*Croquis de Paris No.701 ~ パリから2時間、ナントの街へ ~ *

最後の一週間はフランスに戻ることも考えて大人しく実家で過ごした日本の夏。
遅れてやってきた旦那さんとは、最後、実家に来てもらってやっと合流したので、
家族三人での日本の旅は叶わなかった。
 
そんなこともあって、ふと
 
 ☆ モンパルナス駅から ☆
 
まだ仕事も学校も始まっていない旦那さんと娘なので、
私も週末ならなんとかなりそう。
 
どこか行きたいとこなかったっけ?と色々話していると娘が、
 
カルナック♪ 昔授業で習ったカルナック行きたいな。
 
 ☆ TGVでまずはナントに向かいます ☆
 
カルナック?
 
調べてみると、フランス、ブルターニュ地方にある、
紀元前5000年もしくは3000年から2000年あたりの
カルナック列石と言われる、今なお謎に包まれている遺跡らしい。
 
ほほー面白そう♪
 
 ☆ Ouigoウィゴー、お手軽な高速鉄道に乗って ☆
 
せっかくならナントまでTGVで行って。
そこに滞在しながらカルナックはレンタカーで行ってみようかということに。
 
 
カルナックはフランスの西、パリからはこんな位置にあります↓
 
 ☆ 海沿いの街カルナックは滞在するにもいい雰囲気の場所でした。次回機会があればカルナックに泊まってもいいかも ☆
 
私の中で、中学校で行った秋吉台のイメージが勝手に再生されてる・・・
(あっちは遺跡ではなくカルスト台地ですけど^^)
 
 
パリ、モンパルナス駅からTGVで2時間でナント駅に到着☆
 
 ☆ 駅は新しくて、向かいは大きな公園があります。☆
 
家からモンパルナス駅までの距離も近いので、
サクッと新幹線に乗って、サクッと山口的な?
ナントって意外とあっさり来れるものなんですね*^^*
 
 ☆ 主な移動手段はバスと路面電車のようです ☆ 
 
かつて貿易と造船業で栄え、今は現代アートの街として有名なナント。
芸術と文化の街として、近年は「最も住みたい街」の上位にランキングされるほど
フランス人に人気の街なのだそう♪
 
 ☆ 街の中心にあるブルターニュ大公のお城 ☆
 
土地勘もないので駅から近い場所でお手頃なホテルを取ってみたら、
キッチンもダイニングテーブルも付いてて広々としていてびっくり。
住めるねって^^
 
中心街はもう少し西の方のよう
それでも余裕で歩いて移動できそうなナントの街です。
 
着いたのが夕方5時。
とりあえず街をぶらぶら。
ブルターニュ大公のお城のお堀の周りを散歩。
 
 ☆ サンピエール・サンポール大聖堂 ☆
 
こちらは?
 
サンピエール・サンポール大聖堂。
 
パリでいうところのノートルダムですね。
残念ながらこちらも火災に遭って修復中とのことでした。
 
 ☆ 左上から時計回りに、サン・クロワ教会/昔ながらの木造建築が可愛いCafe clut/
ジュール・ヴェルヌが描かれた壁/パッサージュ・ポムレー ☆
 
 
ナントの街並み
 
パリもセーヌ川からモンマルトルの丘に向かって街全体に傾斜がついているように
ナントの街もロアール川から北に向かって上りになっているんですね。
シテ島のような感じの島もあって、
方向音痴な私でも土地勘がつきやすい街のようです*^^*
 
 ☆ ロワイヤル広場の北、サンニコラ聖堂の西にあるエシェル通りの階段には
 ジュール・ヴェルヌが描かれた壁がありました。☆
 
ナントは『15少年漂流記』や『80日間世界一周』などの作家として知られる
ジュール・ヴェルヌが生まれた街でもあります。
1828年2月8日の生まれということなので、
もうすぐ生誕200年になりますね*^^*
 
 ☆ ロワイヤル広場 ☆
 
200年前に今も読み継がれるサイエンスフィクション作品を生み出した
ジュール・ヴェルヌ。
海に近くて、貿易や造船業が盛んなこの街が、
その才能に影響を与えているのでしょうね。
 
 ☆ グラスラン劇場 ☆
 
オペラ劇団のアンジェ=ナント・オペラが本拠地とするグラスラン劇場
1788年に完成したネオクラシック様式の建築なのだそう。
 
今日の晩御飯は、その広場を隔てて向かい側にある、
La Cigale ラ・シガールへ。
 
 ☆ ブラッスリー、ラ ・シガール。予約していくのがおすすめです ☆
 
フランス語でセミという名前のブラッスリー
建築家で陶芸家のエミール・リボーディエールによって設計された
アールヌーボー様式の歴史的建造物に指定されている建物。
ブラッスリーは1895年の開業だそうです。
 
ふらりと予約せずに訪れた自分達だったので、
時間が早くてたまたま待たずに入れたものの、
通されたのは4~5組入ることのできる奥の小さな部屋。
 
 ☆ 機会があれば、この華やかな部屋でも食事したいな。
トマトとのブッラータチーズ、タコとグリンピースのマリネ、
貝と甲殻類の盛り合わせに、お肉のタルタル(日本でいうユッケ)どれも美味しかったです ☆
 
食事は美味しくて、でもサービスが思わぬぐだぐだで、
その具合に、そこに通されたお客さんみんなが逆に、
目配せしながら仲良くなっちゃったというなんとも面白い体験でした。
 
店員さんも一杯一杯。あるよねぇ、こういうこと^^
 
 ☆ 外に出たらすっかり夜になって、ライトアップが綺麗でした。☆
 
それでも美味しいものでお腹いっぱい*^^*
広場の夜の景色も美しい。
 
さて、明日はカルナック列石を見に出かけるとしますか♪
 
 
続きます☆
 
 
 
 
 
 
A la semaine prochaine 
☆MUNEKO☆