*Croquis de Paris No.754 ~ パレドトーキョー/パリ市立近代美術館 ~ *
2023年9月1日10:00 AM カテゴリー:Designersdiary
お散歩がわりにやってきたパレドトーキョー
その建物の東翼にはパリ市立近代美術館の
Musée d’Art moderne de Paris(通称MAM)が入っていて
こちらはいつも無料で見ることができます。
☆ とか言いながら、実は初めて来た常設展。☆
その中でも有名なデュフィーの部屋。
☆ 階段を少し上がったところに、とても広い空間が広がっています ☆
天性の色彩主義者として注目された、
ラウル・デュフィー(1877-1953)の「La Fée Électricité(電気の妖精)」
☆ 水彩画っぽいと思っていたら、当時の科学者が調合したメディウムが、
作業のスピードを上げると共にこの独特な透明感を与えたようですね。
詳しくは、MAMのサイトまで https://www.mam.paris.fr/en/oeuvre/la-f%C3%A9e-electricite ☆
なんとこの巨大な壁画。
1937年のパリ万博の、光と電気のパビリオンのために描かれた、
巨大なフレスコ画なのだそうです。
全長600m高さ10mの壁に、デュフィーのお気に入りの主題とともに、
電気の発展に貢献した110人の科学者や発明家の肖像画が描かれています。
とてもその迫力をそのまま伝えることは出来ないですけど、
その様子をほんの少しだけupしておきますね。
☆ パリに来られたら是非^^ ☆
そしてこちらはマチスの部屋に入ると真正面に現れる
「未完成のダンス」
☆ 大きな円形の作品です ☆
どうして未完成か?というと
アメリカのアルバート・バーンズ博士による依頼で、
美術館を建設にするにあたり、その壁面のために描かれたものの、
マティスが寸法違いで作成してしまったために、描き直されたということらしい
☆ 構図がより大胆になったのが分かりますね ☆
そして2年後に再度描き始めたのがこのピンクとブルーのカラフルな案。
アメリカのバーンズ・コレクションには
この2番目の案を元に作成された3番目の作品が収められているそうです。
☆ 一旦正面には行かず、ここから横の部屋に移ります。ぐるっと回って向こうの扉から出てくる導線 ☆
マチスの部屋を出て、ここの空間もほんと素敵で。
部屋は迷路のようにあちらこちらに繋がっていて、微妙な落差があって建物自体が面白いです。
☆ どの空間も素敵です ☆
紹介したい部屋が沢山。
こんなに空いていて、なのに日本の美術の教科書レベルなので、
ひとり静かにキャーキャー喜ぶ私^^
☆ 基本、作品との間に仕切りがないので・・・ ☆
ここは寝転がって良い空間だったようですね。
思わす寝っ転がりたくなるよね。って言いながら通り過ぎて振り返ったら
見事にみんな寝転がって眺めていました^^
☆ 本物が目の前に現れる毎にマジかぁと感動していました。https://www.mam.paris.fr/en/oeuvre/nu-couche-la-toile-de-jouy ☆
レオナール フジタ、藤田嗣治のあの独特の白も間近で。
「 Nu couché à la toile de Jouy(トワル・ド・ジュイの横たわる裸婦)」
絵の周りには私の大好きなフランスの生地、
トワル・ド・ジュイが施されていますね。。。
そして、沢山作品を見てこの場所へ
☆ ロベール ドローネーの「リズムⅢ」☆
ロベール ドローネー
色のコントラストの法則に基づいて絵画を追求し
妻のソニヤ ドローネーと共に、
オルフィスム運動の共同創立者として知られる人なのだそう。
そしてこちら
☆ ピエール ボナールが過ごした南仏ル・カネ https://www.mmm-ginza.org/special/201206/special01-03.html ☆
大好きなボナールの「 Nu dans le bain(浴槽の裸婦)」
あぁ美しいったら。。。
この絵が描かれたのはル・ボスケと呼ばれる
58歳で地元の庭師から買い取った、南仏ル・カネにある質素な山小屋風の家。
大人しい性格のボナール。
既に有名画家でありながら、カンヌの立派な邸宅は買わず。
ここを自宅兼アトリエとして、妻のマルトの要望でバスタブのある浴室をしつらえ
いわゆる「ル・カネ時代(1922-1947年)」と呼ばれる
ボナールの色彩画家としての才能が開花した時期の作品なのだそう。
☆ 美術館のブティックも素敵でした ☆
あ〜満足^^
☆ カフェもあるので今度はカフェしにきても良いかもね ☆
パリ市立近代美術館。
めちゃめちゃ素敵でした〜
A la semaine prochaine
☆MUNEKO☆
☆MUNEKO☆