*Croquis de Paris No.760 ~ 現代アートと自由と友人と ~ *
2023年10月13日10:00 AM カテゴリー:Designersdiary
先日(遡って更新しています^^)
オペラ座の方に向かっていると、オペラ座がこんなことに・・・
☆ 遠くからだと結構リアルに見えますね ☆
崩壊してるように見えますね。
ストリートアーティストとして有名なJRさんのインスタレーションなのだそう
動画で見るとこんな感じ
☆ ルーブルのピラミッドなど、巨大ストリートアートで有名な作家、JRさんの作品 ☆
修復工事中のガルニエ宮の足場を利用した
哲学者プラトンに発想を得た洞窟への入り口のイメージ
すごい迫力でした。
さてさてこちらも2025年に修復を予定されているパレドトーキョー
☆ 大規模な防水問題で、完全な修復が必要とされています。 ☆
文化遺産の日に開催されていた
Il morso delle termiti ( La Morsure des Termites )
「シロアリの咬傷」
に日本からやってきたNSちゃんと娘と3人でお出かけしました。
☆ どっちかっていうと、娘と友達なんじゃないかというくらい気が合う2人 ☆
先日行ったのはパレドトーキョーの東翼、パリ市立近代美術館ですね。
今回は西の翼、パレドトーキョー*^^*
☆ この時は内容を把握しておらず。現代美術って難しいなぁと思いながら歩いてました ☆
画家であり、映画評論家でもあるマニー・ファーバーが
1962年に雑誌に寄稿した「白象のアートvsシロアリのアート」
というエッセイに書かれた
「大掛かりで煌びやかなセットと壮大なテーマで、
莫大な予算をつぎ込んだ自意識の詰め合わせのような作品」
の白象のアートに対して、
☆ 娘の今日のちょっと尖ったファッションもここでは普通^^ ☆
「明確な目的や狙いを上げることもなく、小さな事象に没頭し、
そこにある濃密な瞬間を提示する。。。
シロアリ、サナダムシ、菌類、苔類のごときこれらのアートは、
眼の前に広がる境界線を粗食しながら前進し、
それらが通過した後には、渇望の余韻のほかは残さない。」
☆ 近代美術館の方のブティックも好きでしたが、こちらも良いですね。プレゼント探しにおすすめです。☆
シロアリの作家は、新しい言語で世界を語るために、身近なものに着目し掘り下げる。
そのような取り組みをひとり粛々と重ねることで、事物との親密な関係を築いていく。
そうした制作から生まれる作品は悲しいくらいに地味である。
地味ではあるが、極めて深い部分に到達できる可能性を秘めている。
( https://chic-magazine.jp/blog/9049/ から参考にさせていただきました。感謝)
☆ オラクルカードならぬ、オラクルアートというカードが面白かったので買ってきました。
その場で引いてみたら私はコビジェ、娘はピカソ。なんかわからないでもない笑 ☆
と、今更調べて内容が面白くて長くなっちゃったけど^^;
シロアリのエッセイに触発された50人ほどのアーティストの作品が集う
独特な世界でした。
☆ 途中、新しく出来た日本食材屋さんのIRASSHAIに寄って ☆
その後は娘は帰宅、
私とNSちゃんはそのまま元証券取引所のピノーコレクションに移動。
こちらは予約のみしか入れないとの事で断念。
☆ そういえば、オープン以来一度も入ったことがないピノーコレクション。また来てみたいです。☆
近くで早めの夕食をとって、
散歩がてらオペラ座の方に行ってみることに。
夜はあの洞窟のインスタレーションを使って、
プロジェクションをやっているらしい
おお♪
1983年フランス生まれのJRさん(イニシャルだそう)
07年にはイスラエルの街で、同じ職業のイスラエル人とパレスチナ人の
ポートレート写真を引き伸ばして街の壁に並列させ、両国和解の方法を探った
「Face 2 Face」プロジェクトや、
参加型プロジェクト「Inside Out」の活動など
☆ 自由とは ☆
今こうやって書きながら、その活動の意味をあらためて感じています。
このオペラ座のプロジェクションの元になった
哲学者プラトンの洞窟の話も興味深いです。。。
今回はたくさんのリンクをお借りしました*^^*
☆ ワインとショコラで、交差点を渡る人を眺めながら ☆
今回はたまたま近所に宿があったNSちゃん。
帰る前日の夜に近所のカフェでまた少しお茶しました。
自由に
今を生きよう
会えて嬉しかった。
またね、次は京都で会おう。
A la semaine prochaine
☆MUNEKO☆
☆MUNEKO☆