*Croquis de Paris No.773 ~ ニコラ・ド・スタール展 ~ *
2024年1月12日10:00 AM カテゴリー:Designersdiary
そういえば、
ポンピドゥーセンターでやってるピカソのデッサン展、
見に行こうと思ってて忘れてた。。。
もうすぐ終わっちゃうし行っておこう。
☆ 年明けのドゥビリ橋 ☆
そう思って調べている最中に、
ほとんど知らない作家さんの絵を目にして。
これは、と思ってセーヌ川にかかる歩行者用の橋を渡っています。
☆ お散歩がてら歩いて行けるのが嬉しい ☆
パリ近代美術館へ
実のところ来るのは2度目。
知らない作家さんだし、現地でチケットを買えば良いだろうと思って行ったら大行列で。
既にその週のチケットは売り切れでした。
☆ この日はそこまで並んではいませんでした^^バカンス最終日だからかな ☆
そして今回は前売りチケットを購入して、無事入場♪
Nicolas de Staël
ニコラ・ド・スタール(スタエル)展
長身のかっこいい写真が出迎えてくれました。
日本ではあまり耳にしないですが、欧米ではかなり人気の作家さんでした。
☆ 入り口の大きなニコラ・ド・スタールの写真 ☆
でね、たまたま調べ物をしていて見かけたその絵に私も惹かれて。
というか、最近気になる要素があって。
まさにその部分で描かれてるのでは?と出会いに感動してやってきました。
☆ 昔の自分であればそこまで反応しなかったのかもしれないし ☆
調べれば生い立ちやニコラ・ド・スタールの情報は出てくるのですが、
フラットで感じてみます。
☆ みんなが食い入るように見ていました ☆
シンプルな要素のその存在感に惹かれるんですよね。。。
例えばただ色を載せれば、
こちらがこういう感情になるかといえばそうではなく。。。
これは会場にいる皆さんもそうみたいで。
みんな食い入るように眺めているのが印象的でした。
☆ 特に好きだったスケッチから作品への構成 ☆
絶妙な色のセンス。織物やテキスタイルに通じるような重なり、品。
具象的に表していない時代ほど、内側からの力を持っていて、
対象物が現れてくると、逆にその力を向こう側に取られて自身の失っていくというのか。
それってどういう事なんだろう。
☆ どうしてこう惹かれるのか。それは何なのか、そんな話が聞こえてきそうな会場 ☆
FRAGMENTATION
フラグモンタシオン
fragment / フラグモンは、断片、破片、かけら
フラグモンタシオンは分割、分裂、断片化
☆ ずっと絵の前で眺めていられます*^^* ☆
例えば金継ぎされた器が、その工程も含めて美しかったり。
具象的な何かより、
何かを自分の中に感じる曖昧な光の粒のようなものに惹かれたり。
描ききっていない途中のような状態に、揺れ動く時間を感じたり。
人間の心って不思議だ。。。
☆ この画集も素敵だったなぁ ☆
作品の中にはカラフルなものも多くて、
面白いのは、会場に来ている人の服装もカラフルな色合いが多くて。
作品と人との一体感がありました^^
☆ 一生懸命作品を見ている学生さん ☆
今まで割とリアルに描く、図面で説明する、描き上げる、
そういうことを得意としてきた自分としては
あぁ、ここに何かあるなぁ。
いつかこの表現もできたらなぁ。と、
うまく言葉に表現出来ない感覚のようなものを味合わせてもらえた貴重な時間でした。
☆ アトリエでのニコラ・ド・スタール。カラフルな時代の作品たち ☆
携帯の充電が入場の時点で切れそうだったので、
大事に大事に、特に気になったものだけ写真に納めさせてもらって。
素敵な写真を残すことができました。
☆ お父さんの膝に乗ってお話を聞いたり ☆
ガイドツアーもあって
子供たちのグループが可愛かったです。
小さな頃からこんなツアーに参加できるって良いね^^
帰りに本も一冊購入♪
アートや創造の素晴らしさをひしひしと感じた素晴らしい展覧会でした。
A la semaine prochaine
☆MUNEKO☆
☆MUNEKO☆