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*Croquis de Paris No.792 ~ ザッキン美術館と演奏会 ~ *

モンパルナス地区、

リュクサンブール公園の程近くの閑静な住宅街にある素敵な空間。
 
 ☆ 奥にこんな空間が ☆
 
建物の奥に、緑に囲まれた小道が。
 
すでにたくさんの人が並んでいますね。
 
 ☆ 列に並びながら、カタツムリ探し ☆
 
最後尾に娘と二人並んで。
 
緑のあちらこちらに大小のカタツムリを見つけながら^^
 
親子連れのお父さんが、子供を肩車してカタツムリを見せてあげています。
 
 ☆ ようやく入り口まで辿り着きました。☆
 
 
Nuit européenne des musées
ロングナイト・オブ・ミュージアムの日のプログラムで、
こちらで演奏会が開かれているのを知ってやってきました。
 
 ☆ La sainte famille 聖家族という素敵な作品 ☆
 
予約無しということで、
小さな会場は予想以上の人で溢れていて、すぐには入れなさそう。
なので、次の公演まで先に美術館を見て回ることに。
 
 ☆ 木の表情をそのまま生かした作品。 les vendanges 収穫 ☆
 
ザッキンの作品は日本でもよく知られていていますが、
個人的には美術館に来るのは初めて。
 
ここはザッキンと妻のバランティーヌ・プラックスが
アトリエ兼住居として過ごしていた場所なのだそうです。
 
 ☆ 肖像画やアカデミックなものから離れ、より精神的な真実へ、自由な造形を求めた作品たち  ☆
 
緑に囲まれて、光がたくさん取り込めるように作られたアトリエ兼住宅。
 
当時は周りにこんなに大きな建物がなかったのかもしれませんが、
住宅街の中に、ぽっと現れた憩いの空間が素敵です。
 
 ☆ 天井からの光も綺麗 ☆
 
1890年、現在のベラルーシ、ロシア帝国・ヴィツェプスク出身で
ユダヤ系の経済的に豊かな家庭に生まれ育ったオシップ・ザッキン。
 
イギリスの工芸美術学校で造形学を専攻し、
ロンドンの大英博物館で古典彫刻に触れるなど
その影響を強く受けて、彫刻家を志したのだそう。
 
 ☆ 金の鳥が置かれた小さなテラスのようなスペース ☆
 
そして、20世紀前半、
ここモンパルナス地区は、エコール・ド・パリ(パリ派)と呼ばれる
作家や画家が各地から集まってきた時代。
 
ザッキンも1909年にフランス・パリに渡り、
パブロ・ピカソやモディリアーニ、藤田嗣治、アポリネールたちと知り合い活躍しました。
 
 ☆ ガラスの板に描かれた作品。ピカソとの交流が伺えます。 ☆
 
原始的な素朴さや、美しさを蓄えた作品の数々。
 
肖像画やアカデミックな芸術から離れ、
より自由で精神的な造形を求めたザッキンの人柄が滲み出ていますね。
 
 ☆ ザッキンの素敵な写真 ☆
 
ようやく次の開演時間が来た様子♪
 
お庭に出ると沢山のブロンズ像を見る事ができました。
 
☆ Rebecca ou La grande porteuse d’eau レベッカまたは偉大な水を運ぶ人 ☆
 
Trio Topaze トリオ・トパーズ
フルート、アルトバイオリン、ハープの3人の演奏会
 
 ☆ 雰囲気も素敵な3人でした ☆
 
クラシックではない、
ザッキンの人生に共鳴する作曲家の音楽を厳選しての選曲でした。
 
生の音に触れられるのは本当に心地よいです。。。
 
 ☆ ハープもカッコよかった〜 ☆
 
木漏れ日の美しいアトリエ。
地面を踏み締めながら制作する
ザッキンの姿が目に浮かぶようで。
 
 ☆ 力強いザッキンの作品 ☆
 
憧れます*^^*
 
今度もう少し人が落ち着いている時に
ゆっくりと来てみたいと思います。
 
 
 
 
A la semaine prochaine 
☆MUNEKO☆