*Croquis de Paris No.793 ~ 国際芸術都市 / シテ・アンテルナショナル・デ・アール ~ *
2024年5月31日10:00 AM カテゴリー:Designersdiary
アトリエが一般公開される日があるので今度遊びに来ませんか?
と、以前ロマン美術館に一緒に行ったMさんからのメッセージ。
嬉しい!是非に♪
☆ 工事中でこんな感じでごめんね〜by Mさん。いえいえ*^^* ☆
と。
メトロ Pont Marieを降りてすぐ、
シテ島と右岸を結ぶポン・マリー(マリー橋)が目の前に見える
セーヌ川に面したアトリエに伺ってきました。
☆ テラオ メグミさんの作業場 ☆
シテ・アンテルナショナル・デ・ザール
国際芸術都市と名付けられた、白い壁に四角い窓が並んだモダンな大きな建物。
毎年世界中から1200人のアーティストや音楽家、作家やデザイナーさんが
ここに滞在してお仕事をされているのだそうです。
車で前を通ったことはあったと思うけど、そういう建物だったのですね。
☆ おじさんをモチーフにされている、こちらはアビイ・ロードがテーマの作品 ☆
お邪魔したのは版画のアトリエ。
はぁと、ため息が出るほど自分の大好きな世界 笑
なぜか昔から版画という技術に惹かれます。
入り口では、おじさんをモチーフにされている テラオ メグミさんにお会いして
おじさんと、そこに一言添えられた文章が味わい深い、
素敵な作品を見させて頂きました。
☆ プレス機の奥で作業されているのは若井真由夏さん ☆
描いた絵そのもののではなく。
間に工程を入れながら、それでいて手仕事を感じられて、ある程度量産ができて。
そこまで敷居は高すぎず、かといって低すぎず、自分のところに迎え入れれたりする。
作品の始まりの場所と、ここまでの距離感が好きなのかもしれないなと、
最近はこのあたりの心地よさを解明したいと思っていて。
☆ 美しい色合いが素敵でした ☆
奥に作業場がある若井真由夏さんは、なんとアルジェリア在住で、
今はレジデンスに滞在しながら作品を作られているのだそう。
真由夏さんの作品は、都度カラーのインクをのせて、
その時々の色合いを楽しまれているのが印象的で。
色使いも雰囲気も真由夏さんそのもので素敵でした。
それにしても、こんなに日本人の方がいらっしゃるんですね*^^*
☆ 楽しそうな作業 ☆
オープンアトリエの日なので、デモンストレーションも始まりました。
インクをのせて、拭き取って
大きなプレス機でぐるぐると・・・
☆ みんなで共有している大きなプレス機 ☆
出来た☆
☆ わ〜、と小さな歓声と共に。 ☆
銅板がプレスされていない縁の白い部分も含めて作品としての味わいがありますね。
そしてMさんこと、ITO Miyakoさんの所へ。
っていうか、なんて繊細で妖艶な作品なのー☆
☆ 彫りの線の細やかさ ☆
溢れんばかりのエネルギーを持った作品。
スパッと明るい人柄で、
銅の腐食とか、薬品を使うと私怪しいから、
ただだた工具で彫っているだけの手法なの〜って笑ってるけど、
☆ ITO Miyakoさん ☆
ただただ彫っているだけだとしたら逆に凄いから、笑
私が思わず声をかけてしまった背景には、
Miyakoさんの、体に収まりきらない才能が
あちらこちらからはみ出ててたからなんだろうなぁと^^
☆ 道具も見せて頂きました ☆
その後シルクスクリーンの部屋にも伺って
☆ こちらはシルクスクリーンをされている方の作業部屋 ☆
大学時代を思い出す、懐かしい空間でした。
☆ 同じ版画でも、また味わいが違いますね。☆
いやぁ楽しかったです。
まだまだパリには知らない場所があるものですね。
この建物の中にこんな世界があっただなんて
☆ パリにはまだまだ面白い場所がありそうです。☆
ほんと誘ってくれてありがとう!
また遊びに来させてね。
A la semaine prochaine
☆MUNEKO☆
☆MUNEKO☆