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*Croquis de Paris No.794 ~ サン・シュルピスの現代版画市へ ~ *

あっという間に過ぎた6月7月、
やっと落ち着いてきたので、遡って更新していきますね。
 
 ☆ サン・シュルピスの教会の横を歩いて ☆
 
前回の記事
シテ・アンテルナショナル・デ・アールのアトリエにお邪魔させてもらった、
ITO Miyakoさんや
 
何度かここにも登場している櫻井さん
 
に案内を頂いて、Journées de l’Estampe contemporaine 2024
「現代版画の日 2024」に行ってきました。
 
 ☆ 人との対比で大きさが伝わって良いなぁと思いながら撮ってた写真のその人が、 ☆
 
場所はサン・シュルピス教会の広場。
 
メトロを出て、立派な扉だなぁ〜と立ち止まって写真を撮ろうとしていると
目の前にお爺さまがひとり、同じように建物を見上げていてので
一緒に写真に収めていたのは覚えていたのですが、
 
 ☆ サン・シュルピス教会 ☆
 
今改めて写真を見ていて気がつきました。
この白髪に緑の上着に斜めがけのカバンは。
櫻井さんに連れて行ってもらった
AMI (Atelier-Musée de L’imprimerie)という印刷博物館でお会いした
ここの記事で最後に写ってるルネお爺さんですね*^^*
(オレンジのマフラーがルネお爺さん、長年印刷業界を支えてこられた立派な方です)
 
この後会場でお会いしたんです。
たまたま写真に収めていたなんて、なんとも嬉しい。
 
 ☆ 噴水のある広場いっぱいに版画市が開催されていました ☆
 
お〜なかなか広い会場ですね。
 
1ブースには3作品が入っていて、聞くと、参加するには審査があって
3人1組で応募する仕組みなのだそうです。
 
どんな作品の人と組むかによっても合格したりしなかったり
一人では参加できないので、人を紹介してもらったりと、
ここに参加できているだけでもすでに素晴らしい事なのですね。
 
 ☆ 楽しそうな会場の雰囲気 ☆
 
最初に出会ったのは櫻井さんのブース↓
相変わらず人気ですね^^
 
写真家の櫻井さんですが、作品の印刷にすごく凝られていて。
 
ルネお爺さんのいるAMIのアトリエでは櫻井さん自身が雁皮刷りという技法で。
 
また、作品によってはこちらの、
フランスの人間国宝の方に刷ってもらっている
エリオグラビュールという技法を用いて作られていて
 
 ☆ 櫻井さんのブースにて ☆
 
撮る対象物も凝られているので、
現在の作品でありながら、ノスタルジックであったり、そこに物語があったり、
時間が閉じ込められたような奥深さを感じるんですよね。素敵です。
 
 
そしてお次は、Miyakoさんのブースへ。
こちらも人気ですね^^
 
 ☆ こちらはMiyakoさんが参加されているスペース。 ☆
 
Miyakoさんは銅版を彫って作るエングレービングという技法を用いられていて。
 
彼女のスパッと明るいキャラクターに
ちょっと独特で、妖艶な空気感を持つ作品とのコントラストが映えます。
 
 ☆ 一緒に展示されている方も素敵でした ☆
 
「難しいことやると、お猪口ちょいな私はほら、失敗しちゃうからw
だから、難しい技術は使わずに、ただ彫るだけでやってるの^^」
 
と、いつもそうやって謙遜しては、
場所場所で見事な仕事ぶりを発揮されている彼女の軽やかさには本当に憧れます。
 
 ☆ 気持ちの良い版画市日和でした。☆
 
お天気にも恵まれて、青空の下、版画市日和でした。
 
他にも面白い作品が沢山あって、
また来年もゆっくり訪ねてみたいです。
 
 ☆ ノートルダムの次に、パリで2番目に大きな教会のサン・シュルピスにもまた今度是非。 ☆
 
そうそう、目の前にあるサン・シュルピス教会に入らなかったので、
今度は有名なドラクロワの作品も見に入って見ようと思います。
 
お二人ともお誘いありがとう〜
貴重な楽しい1日でした。
 
 
 
A la semaine prochaine 
☆MUNEKO☆