*Croquis de Paris* no.27*☆半径5分で出来るアートな旅☆
2009年10月2日9:00 AM カテゴリー:Designersdiary
皆様こんにちは♪
もうすぐ十五夜ですね。
暖かな秋が続く中、そろそろ満月に近づいてきたお月様を見ながら
今年は何か日本の十五夜らしい夜を過ごしてみたいな、と思うパリの秋の夜空です。
さて、今日は今の場所に住み始めて以来、ずっと気になっていた
近所の建物のレリーフ達を愛でる旅に出掛けてみました。
☆徒歩半径5分で楽しめるアートな旅♪☆
まず向かったのはこちら
道路を挟んで向かい同士の建物。
気になってしょうがなかったこの子達。
手前の建物はこんな感じです。
ず〜っと、ず〜っと上を眺めて見て下さいね。
めちゃめちゃヌーボーなんですよ♪
(でも、あまり良く撮れていませんね^^;)
けっこうカラフルに出来てます。
そして向かいはと言うと・・・?
こんな感じ!
柱の部分はギリシャやローマ時代の柱からその後沢山の建築装飾として
使われているアルカンサスの葉でしょうか。
私の好きなウィリアム・モリスのモチーフにも良く登場します。
それにしても誰なんだろう、このおじさん???と思い
ケンタウルス?トリトン?と調べてみたらありました!
山羊の角を持つ「牧神 パン」でした♪
踊りやフルート、バイプを楽しみながら山羊を見守る陽気な神様。
でも昼寝を邪魔されようものなら怒り狂い、
その行動は周りをパニックに陥らせるほど。。。
「パニック」の言葉の起源になったそうですよ。
余談ですが、ピーターパンのパンの部分はここから来てるようですね。
パンフルートにパンバイプ音楽好きも一緒の様ですね。
さて、そこから歩いて少し行くと、なんの変哲もないこちらの建物にも
いつも気になるこの柱☆
オリーブでなく、ローリエ(月桂樹)?
この葉っぱの造りがなんとも言えず良い感じです。
そしてそのまま角を曲がると・・・
ここも、実は建物自体はシックですがこの入り口部分が
迫力があってお気に入りの場所です。
扉も、ガラスに鉄格子ではなく、木の扉。これがまた美しいのです〜
他にもお見せ出来ないのが残念なくらい。
有名な地域に行けばもっともっと時代を越えて素敵な装飾に出会えますよ♪
さぁ、今日はこの辺で。と思って帰ろうとしても、
カメラを構えずにいられない☆
私の住むのは現代建築と呼ばれる(それでも古いですよ)もの
その昔、ホームステイさせて頂いたマダムのお家ときたら
本当にすばらしいものでした☆
みなさんも、もしパリの街を歩くことがありましたら
ごく普通のアパルトマン達にもじっくり目を向けてみて見てみて下さいね☆
きっと、またひと味違ったパリに出会えるはずですよ♪
では皆様も良い週末を〜
MUNEKO