*Croquis de Paris No.815 ~ クラウス・マケラさんのマーラー/パリ管弦楽団 ~ *
2024年11月1日10:00 AM カテゴリー:Designersdiary
以前シンギングボールのお店で働くMさんのところにお邪魔した時、
言語を苦手としながらも、
ネーミング然り、私は音や響きそのものに興味があるようです。
☆ 左に見える会場にはちょこちょこ来たことがあるのですが、右端に見えるフィルハーモニーは初めて。☆
そして、場所は変わってこちらはラヴィレット。
写真の右端に見えるのがフィルハーモニー・ド・パリ
パリ管弦楽団の建物。
写真家のTさんと連絡を取っていたら、
今からオーケストラに行ってくるのでまた後ほど!
というメッセージをもらって。
後日、どんなオーケストラを聴きに行かれているのか、
ほぼほぼ素人な私に何かおすすめはありますか?と、
長年興味があるにも関わらず、
一歩を踏み出せていなかった本格的な生のオーケストラの演奏を聴きに来る事ができました。
☆ シルバーに輝く近未来的な建物ですね。☆
日本の実家の田舎にいた頃はクラシック音楽には全く縁はなくて。
パリに住み始めた頃に、アテンドのお手伝いをした際に
その方が大のクラシックマニアで、
アテンドのお礼にと、CDのセットとオーディオまで頂いたり。
結婚してからは、
身近にバイオリンやチェロをやっている人が娘のお友達に沢山いて、
さらには有名な指揮者さんやバイオリニストさんまで遊び仲間にいたのに^^;
☆ 建物からの眺めもかっこいい ☆
不思議ですね。
その時は、クラシックを聞いているような、そんな人って素敵だなぁ
・・・という憧れのままでした。
なので、今回Tさんにお勧めを聞いて、
「まだ席が空いています!僕も今取ったところなので、もし良かったら!」と
メッセージをいただいた時には、これは行っておこうと。
☆ 想像を絶するダイナミックなデザインの会場でした ☆
それでも控えめに、まずは全体が見えるこんな場所からですけどね^^
ただ、たまたま取ったこの場所ですけど、
建築や構造が好きな私には最高の場所でした。
入っただけで感動、笑
開演前の会場の様子を動画で撮ってみたので是非☆
☆ 迫り出した観客席の立体感がうまく伝わらないですけど、動画で会場の様子を少しでもお伝えできたら。 ☆
で、今調べたらジャン・ヌーヴェルの設計なのですね!
どうりで^^
人もいっぱいになってきて
落っこちないかな?ってくらいに迫り出した客席。
ドームの中に作られた流線的なうねりが、
何かの巣の中に入っているような独特の一体感を感じさせるようです。
☆ 隣では、前に落っこちそうで怖いくらいだね、と話す旦那さん^^ ☆
そして、
Tさんに是非!と教えていただいて無事チケットを取ることが出来たのが、
クラウス マケラさんが指揮を務める
パリ管弦楽団が演奏するグスタフ・マーラーの交響曲第9番
今書いていても興奮ですけど。
☆ orchestre de paris / Klaus Makela / Mahler
https://philharmoniedeparis.fr/fr/activite/concert-symphonique/27073-orchestre-de-paris-klaus-makela ☆
素晴らしかったです☆
最高でした!
クラウス マケラさんのマーラー
私の拙いクラシックのイメージを覆す、
まるで映画のシーンや情景が見えるような、会場全体を巻き込んでのオーケストラでした。
☆ 大喝采 ☆
マケラさんを中心に、空気を含んで演じているような、
(実際大きな空気のドームがマケラさんの両サイドに見えたような笑)
指揮者の表情が見える位置に座ったというのもあって
観客も一緒に引き込まれるような演出でした。
聞き覚えのあるベートーベンやモーツァルトではなく
マーラーだったというのも心に響いたのかもしれませんね。
☆ 会場の拍手は鳴り止みませんでした。ブラボー ☆
クラウス マケラさん(28歳!)
書ききれないくらい優秀な方で、世界で、特に日本でも大変人気のようですね。
一気にファンになりました。
絵画のようなマーラーの作品も。
パリジャンの気軽にオーケストラを楽しむ観客側の空気感も。
(隣に座られたおじ様が、一つ一つの楽器や指揮に一緒になって楽しまれていたんです。)
カジュアルな服装で、でも音楽が好きな人同士、
心で「だよね」って通じ合っていてにこやかで素敵でした。
パリ管弦楽団のサイトから短いリンクも貼っておきますね。
少しでもその感覚が伝われば嬉しいです。
数年前のものですが、マーラーの第1番の練習風景
Mahler – Symphonie No.1 – Klaus Mäkelä
最近のもので、ブラームスですが、雰囲気が伝わるのものを
Klaus Mäkelä – Brahms : Symphony No.4
チェロをされていたマケラさんが演奏する、
管弦楽団の皆さんに愛されてるなぁと感じる微笑ましいひと時
ではではまた^^
A la semaine prochaine
☆MUNEKO☆
☆MUNEKO☆