*Croquis de Paris* no.42* ☆ガレット・デ・ロワ☆
2010年1月15日9:00 AM カテゴリー:Designersdiary
皆様こんにちは。
日本は成人式だったんですね♪
思い起こせば十数年前、かつての私も山吹色に古典柄の振り袖を着て、
実家の市民会館で成人代表の論文(!?)を発表したことを思い出します。
ひゃぁ、懐かしい恥ずかしい。。。(^^;)
さて、先週キリストの誕生の模型を写真で紹介しましたが、
クリスマスからお正月にかけて、こちらフランスは
キリスト教にまつわるイベントが続いてます。
日本人のお正月の様にこちらの人にとって年明けの行事として欠かせないモノ。
それは?
『ガレット・デ・ロワ』
元々は16世紀の教会で、毎年公現祭(1月6日)にその年の司祭を選ぶため
フェーヴ(そら豆)を一つだけガレット・デ・ロワに入れて、
当たった人を司祭としていたのが始まりだそうですが、
それが一般家庭にも広がり、当たった人を王や王妃に選ぶ様になったらしいです。
☆ちなみに、公現祭(エピファニー)とは、
キリストの誕生を聞きつけて、東方から3人の聖人がお祝いの品を持って
その誕生を祝いに現れる日をお祝いする日なんだそうですよ。
現在のフェーヴと呼ばれるモノはそら豆でなく、小さい陶器の人形が入っていて
それが当たった人は王冠を被り、「王様」や「王女様」となって皆から祝福され、
幸運が一年間継続すると言われています♪
さらに王様は王女様を、王女様は王様を相手として選んで家族みんなで楽しみます。
今は1月6日だけでなく、年末から売られていて1月一杯は楽しめる
ガレット・デ・ロワ。我が家も今年はこれで2度目です☆
さて、今年の王冠は誰の手に???
ちなみに、こちらが過去のフェーヴ。
7年で結構食べてますね。
最近は日本でもガレット・デ・ロワが買えるようになってきた様ですよ。
もしもガレット・デ・ロワを見つけたら、
是非買って帰ってご家族や恋人と楽しんで見て下さいね。
ではまた来週〜
A la semaine prochaine!
MUNEKO