*Croquis de Paris* no.43* ☆フランスの結婚式☆
2010年1月22日9:00 AM カテゴリー:Designersdiary
皆様お元気ですか? MUNEKOです。
例年以上に慌ただしい幕開けの2010年ですが、
その中でも大きなイベントのひとつだった
友人の結婚式が無事終わりました!
と言うのも、こちらフランスでは、
日本のようなホテルや企画会社を使った結婚披露宴はほとんどなく
式の段取りからドレスの準備やパーティなどすべてが新郎新婦が用意するんです☆
それはそれは何ヶ月も前からです。
そして今回は独身時代よくここでご飯を共にしていた友人のたっての希望で
独身最後の夜は思い出の場所と思い出の味で、我が家でのガールズピザパーティ♪
(ちなみにこれは我が家の味ではありませんよっ(^^;)
次の日も我が家にヘアメイクさんを呼んでメークも衣装もばっちり!
それを見守る私はまるで娘を嫁に出す母の気持ちでウルウルです。。。
さて、フランスの結婚式ですが、
まずは沢山の書類を市に提出した後、
二人が結婚する予定だと言うことを市の掲示板に告知します。この掲示板、
『この二人の結婚に異議申し立てする者がいないか』を確認するためのもの!
(もちろんいないでしょうが、面白い習慣ですよね♪)
そしてその後、市役所で市長を前に結婚式を行い。
カトリックの方ならさらに教会で式を挙げ
その後、夜中まで飲んで踊ってのパーティをするそうです。
今回の二人は教会での式は挙げないと言うことで
車はドレスを着た花嫁を乗せ、花婿家族の待つ市役所にみんなで向かいました。
二人誓いの挨拶を済ませ、
(花嫁の「はい!」と言う日本語が可愛かったです)
市長さんが配偶者の義務と権利の条目を読み上げて二人書類にサインします。
その後立会人のサインもあって、次はいよいよ指輪交換〜
「マドモアゼル♪」
なんと、指輪交換におチビちゃんが呼ばれました。
市長さんの粋な計らいに会場も大ウケ☆
「Demoiselle d’honneur」ドゥモアゼル・ドヌール
(幸せの少女)
花嫁に添う(ドレスをまとった?)女の子の事をフランスではそう呼ぶそうです。
後から聞きました。
それにしてもなんとも大役を仰せつかったものです。。。
ぶっちょ面ながらクールに役を済ませ席に着く彼女。大物です。
そしてそして式も無事終わり、みんなほっと一息☆
式の中で印象に残ったのは、市長さんから一輪のバラと
夫婦になった証として家族手帳とを貰うシーン。
「手帳の中にはこれから生まれた子供の名前も書いて下さいね。
8人の子供のスペースがあります。その後はまた新しい手帳を・・・」
と笑いながら話されていたことでした。
なんかいいですよね。暖かい未来の家族像が浮かんできました。
大役を果たして大満足のちっちゃな未来の花嫁さんは
将来私のデザインした指輪を選んでくれるのかしら〜
初めてのフランスでの結婚式は
こちらまで沢山の幸せをもらった幸せの時間でした。
そんな時間をくれた友人へ、
ありがとう。
☆お二人とも末永くお幸せに☆
MUNEKO