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*** パ リ 通 信 No.49 ***

*Croquis de Paris*
☆ バカンス保育(フランスの子育て事情) ☆

皆様こんにちは。お元気ですか?
3月3日はひな祭りでしたね。桃の花の季節ですね☆

こちらパリでは数日前まで「ポカポカ春の日差し〜♪」と喜んだのもつかの間、
昨日からまた急に寒くなりました。
そんな今週の金曜日は(更新が遅くなってごめんなさい)
−2度の中、朝早くに家を出て子供の検診に行ってきました。。。

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☆春の日差しに照らされる公園☆

  

前もって予約を入れ、検診場所まで電車に揺られること小一時間。
一口に検診と言っても、内容はとても充実していて
血液検査・生活指導・オトフォニスト(言語治療医)・耳鼻科医・
眼科・内科医・精神科医・歯科医(先生の都合でお休みでした、残念!)
と、まるまる半日!
娘には「頑張りました証書」を頂いて帰ってきました♪

さてさて前置きが長くなりましたが、パリの学校では冬休みに続いて、
先々週書いた「マルディ・グラ」の休み(?)なのかは定かではないのですが、
今週までの2週間はまたまたプチバカンスでした。

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☆フランスの学校「いったいどれだけ休みがあるの〜?」☆

 

もしこれが日本だったら、ホント、親御さん達は困ってしまいますよね。
しかも、バカンス大国フランス。
バカンス=どこへ行くの?が日常の挨拶の様ですが、
さすがにみんながみんな、両親が仕事を休んで旅行に出掛けられる訳もなく、
そんな家庭のため、またパリでバカンスを過ごす子供達のため、
普段私立の学校に通う子供達にも平等に、近所の公立学校で
休暇中の課外授業を受けることが出来、子供を見て貰う事が出来ます。

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☆みんなでお出かけ♪☆

 

通常の先生の管理の元にアニマトゥールと呼ばれるお兄さん、お姉さん達が
面倒を見てくれるのですが、内容もダンス教室に出掛けたり、
お絵かき教室、図書館etc…給食もおやつもついて、
希望すれば夜の6時半まで預かってくれます。
しかも収入に合わせての支払いで高くて一日10ユーロ程度(1300円くらい)!
親にとってはなんとも助かるシステム。

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☆ダンスのレッスンを受けてきたらしいです☆

 

この日迎えに行くとちょうどダンスのレッスンの帰りでした☆
電車やバスに乗ると、良くこういう子供達に出逢います♪
年齢も様々、国籍も様々。
しかもフランスに住んでいると言う条件を満たせば誰でも参加出来ます。

フランスの教育と言えは、公立では教材の購入も含め、
高校卒業までが一切お金がかかりません。
私立も国からの支援があるところでは授業料もそれほどかかりません。

加えて子育ての為の手当は2人目からは二十歳まで、
また3人目からは大家族カードが貰えて、美術館や公共機関もすべて割引になったりと、
話し出すときりがない子育て大国のフランス☆

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☆充実しているフランスの学校教育☆

 

もちろん、生活に占める税金の支払い率はそりゃぁ凄いです(苦笑)
でも、今日の検診もそうですが、もちろん医療機関も無料で
子供達だけでなく、子育て中のパパママへの支援も充実してるこの国では
何かにつけてその恩恵をたっぷり受けているのを感じます。

子育てはやっぱり家族間の愛情で育てたい日本。
国に育てられるフランスの子供達。
子供への愛情の差はこちらではクールだなぁと感じるものの、
やっぱりお母さんもきらきら輝いて自分の人生を楽しんでくれているのが
子供にとっても嬉しい!と一子供ながらに思う私です。

さぁ、バカンスも残すところあと2日。
何して過ごしましょう♪

今日も明日も、そして子供も大人の未来も、
みんなにとって平和な毎日でありますように・・・

MUNEKO