*** パ リ 通 信 No.76 ***
2010年9月10日9:00 AM カテゴリー:Designersdiary
*Croquis de Paris*
☆フランスの学校システム☆
皆様こんにちは♪お元気ですか?
昨日のパリのお天気は、黒い雨雲が見てる間にやって来るのが見えて
窓からのんびり歩く街の人たちに向かって思わず、
「逃げて〜!」と叫んでしまった私でした。(聞こえないけどね^^;)
さて、先週から始まったフランスの新学期
先週は問題なくニコニコ通っていた初めてのクラスも
先生や授業内容、お友達との関係も見えて来た今週。
能天気に見えた娘の顔の雲行きが怪しくなり始めたのでちょっぴり心配していたところ、
パパに送ってもらった昨日は学校の扉で大泣き。。。しながらも通園。
そして今日、ついにパパからSOSの電話が!
「娘の泣き声の凄さに学校の先生達が沢山何事!?って出て来ちゃった☆」
しかも意地でも入んない。
ので、結局私も駆けつけて
(その時にはなんとか教室まで入っていたので会わずじまいでしたが)
園長先生と話して、
とにかく今日はこのまま様子を見ますのでご両親は帰って頂いて、、、
「それにしてもこの10年でこんな泣き声初めて聞いたわ〜(笑)」
と、そこは親切にも笑って頂いたのでした。
(本来フランスではこの日本人的な?鳴き声は超迷惑がられるのです)
今でこそ、明るく元気な娘も昔は本当〜に大変でした ☆
ところで、寛大に対処して貰ったフランスの幼稚園ですが、
こちらは、幼稚園からすでに学校と言う名前がつきます。
まだまだ新米ママの私ですが、聞いたり見たりして感じる日本との大きな違い
それは、学校=しっかりと勉強をするところである、と言う印象。
例えば娘の学校では年中さんからすでに勉強に着いて行けない子には
補習授業のために別の日に通園する日が設けられています。
またその子の総合的な成長を見るために毎月ボンノム(人間)を書かせた、
カイエ・ド・ボンノムと言うノートも面白いです↓
また年少さんから年度末には一年頑張った授業内容のファイルと、
しっかり通信簿ももらって帰ってくるんです。すごいですよね。
その内容の細かい事細かい事☆ほんと、驚きです。
そんなシステムの違いで一番聞いて驚いたのは、
小学校一年生からすでに、留年、があると言う事。
もう〜驚きを超して、親として恐怖に近いです(^^;)
でも、逆に頑張って着いて行こうと言う子には飛び級があります。
日本では、少し前まではゆとり教育って言われていましたよね。
どっちが好き?って言われると、今のところはフランスかな。。。って思うけど
あくまでも本人が着いて行ってくれれば、の話。
娘の大泣きする姿を想像すると、ちょっとスパルタなおフランスの教育事情
道のりは平淡ではないなぁと覚悟するのでした。
皆さんはどちらが好きですか?
もうすぐお迎えの時間。
笑って教室から出て来てくれると良いのですが・・・
「行ってきます♪」
Bonne week-end!
MUNEKO