*** パ リ 通 信 No.101 ***
2011年3月4日9:00 AM カテゴリー:Designersdiary
*Croquis de Paris*
☆ 世界遺産めぐり『プロヴァン・Provins』と薔薇の花 ☆
3月に入って気温は0度〜9度。
ロングコートとロングブーツが手放せないまだまだ寒いパリです。
でも、いいお天気が続いて頭上には今までとは明らかに違う青空☆
すっかり気分は春〜♪です。日本の皆様はいかがお過ごしですか?
さて、昨日はひな祭り、でしたね。
我が家も可愛らしいおひな様を眺めながら
春のピンクをイメージした(ってサーモンピンクがメインでしたが^^;)
手作りのお寿司でひな祭り気分を味わいました☆
***
ところで、この間のプチバカンス
特に何も旅行の計画はなかったのですが、ふとフランスの地図を見ていて
パリから日帰り行ける距離にまだ行った事のない世界遺産マークを発見。
急にお出かけしたくなってお昼過ぎだと言うのにドライブに出かけました。
(いつもこのパターンが多いんですよね。。。要注意です。)
中世市場都市の姿をそのままとどめる町、PROVINS「プロヴァン」
地球の歩き方では1ページ弱で簡単に説明されているくらい。
下調べもしないまま、あっさり街まではたどり着いたけれど、
駐車場やインフォメーションを探してぐるぐる、すっかり夕方になってしまいました。
案内板を便りに町のシンボル、セザール塔を目指して丘を登ります。
パリから南東に90km、11世紀から13世紀にかけてシャンパーニュ地方の商業の
中心地として発展した町。かつての繁栄ぶりをそのまま伝える町並みを利用して
6月に開催される中世祭は有名です☆
それにしても。人っ子一人いない、に等しいんですけど大丈夫でしょうか。
おまけにお店もほとんど空いていませんが・・・
そして、ようやくゼザール塔に到着☆
階段を登って、入り口に立ったときに鳴り響く美しい教会の鐘の音♪
時計の針は5時ちょうど。
受付のお兄さんが出て来て「今日はこれで閉館で〜す。」
はっはっは。と笑いが出るほどある意味ナイスとしか言えないタイミング(^^;)
11月から3月までは5時で終わりということでした。
結局古い町並みが一望出来るセザール塔には登れませんでしたが、
それでも夕暮れ時の町はすごく綺麗でした。
ここまで上がって来る限り、カフェやレストランもほとんど開いていなかったので
町を見渡せる近くの小さなお庭で念のため用意して来ていたおやつで一息入れて
また来ようね。と言いながら町を後にしようとした時、偶然見つけた
「La Ronde des Abeilles」ラ・ロンド・デザベイユ(蜂のロンド)の看板。
看板が出てるってことは開いてる♪
これが、とっても可愛いお店でした♪
プロヴァンは薔薇でも有名な町。
その薔薇を使って、薔薇の蜂蜜や薔薇の花びらのシロップ漬け、薔薇の石鹸etc…
を作って売られていて、中ではとっても親切なマダムが味見をさせて下さって
可愛い小瓶に入った薔薇の蜂蜜と娘は自分と友達へのお見上げに
ハートの形をした薔薇の香りの石鹸を購入。
それにしても気になったのは、マダムの後ろのここで使われていると言う薔薇の写真。
色は違うけれども以前訪ねたフォントネー修道院の沙羅双樹に似た薔薇(?)を思い出しました。
フォントネー修道院に咲いていたお花
マダム曰く、この薔薇が香りに優れているのですよ。とのこと。
ロザ・ガリカ、別名フレンチローズ/プロバンローズ。
後で調べてみると野生の変種に近いんだそうです。
見た目で華やかで豪華な薔薇も良いけれど、
控えでこの可愛いプロバンローズが大好きになりました。
あまり製品化されたローズの香りって好きじゃなかったはずなのに、
今手洗いの後、毎回の様に「においかんで♪」とせがむ娘の気持ちがすっごく分かる、
とっても癒される良い香り☆
いつかの機会に皆さんにもプレゼントしたい優しい香りです。
次は是非、暖かくなった頃にもう一度訪ねてみようと思います。
今度は下調べもきちんとね(^^)
もう春はすぐそこ。
それだけで嬉しくなりますね☆
A la semaine prochaine♪
☆MUNEKO☆