*Croquis de Paris No.210 ~ 自然史博物館・進化の大ギャラリー ~ *
2013年4月5日9:00 AM カテゴリー:Designersdiary
皆様こんにちは♪
パリの春は・・・まだ来ないですねぇ
氷点下の寒い朝はいったいいつまで続くのでしょうか。
さてさて、先週の週末はイースターのための3連休でした。
その日曜日、我が家はパリの自然史博物館にある
『進化の大ギャラリー』へ♪
☆ パリの国立自然史博物館にある『進化の大ギャラリー』にやってきました。☆
以前にも植物園に咲く美しい桜の様子や、世界で最も古い
動物園の記事も書きましたが、この国立の自然史博物館には
お庭を初め沢山の施設があって、そのひとつひとつがとっても素敵で
十分に楽しめる場所なのです♪
だらだらと進まない列を待って(^^;)やっとこさ入場すると・・・
一階では鯨の骨や水面下に住む動物の世界に導かれ、
ひとつ上の階に上がってみると、
☆ 巨大なゾウがほんの目の前に! ☆
どど〜ん☆
めちゃめちゃリアルな動物たちに出迎えられます。大迫力☆
それもそのはず、全て実際の動物たちの剥製で作られているのです。
そして何よりも、その展示方法が面白くて♪
普通なら綺麗にガラスケースなどに入れて並べてしまいがちな所を、
☆ 上から見るとこんな感じ、大きい動物に小さな動物が群れをなして行進しています。☆
ライオンキングのワンシーンの様に、一匹一匹がまるで
生きていそうなくらい、大小様々な動物たちが生き生きと
行進している形に並べられているので大人も子供も大興奮!
そしてさらに面白い事に、この建物の全体像はこんな感じに・・・
☆ 2階から上が吹き抜けの3階、しかも天井のネオンがカラフルに変色するんです。☆
・・・カラフルになってるのです(*^^*)
なんじゃ、この色は???って思わず驚いてしまったのですが、
凄いですよね。
上の写真では赤い天井のライトが今度は、
☆ 面白い演出 ☆
青色に(笑)
熱い時代、寒い時代、色んな時代を表現しているようにも見えますね。
この建物はエッフェル塔が建てられた同じ年、
動物学のギャラリーとして1889年に建てられたそうです。
むき出しの鉄骨と自然光の差し込むガラス窓、
大きな吹き抜けに、なんとも斬新な建築ですよね。
☆ 左は絶滅の危機にあるホッキョクグマの剥製、右は進化の末に問題となっているゴミの塊 ☆
1991年に現在の『進化』をテーマにしたギャラリーになったそうですが、
ここには動物の群れだけでなく、アリスのドードーさんでも有名な
子供達に人気の絶滅動物、飛べない鳥のDodoや、
その他絶滅危機動物を展示した部屋があったり、
人間の進化によって出てきたゴミの処理方法まで説明されていて、
単に綺麗だけでは終わらない、興味深いものでした。
そういう意味であらためて眺めてみると、この建物。
☆ 見ている私たちも同じように!? ☆
展示されている動物を眺める側だと思っていた私たちも、
ただの一種のヒト科の動物として、
展示物の一部になっている様にも見えて来ますね。
☆ 向こうの青いガラス窓をバックにシルエットだけ浮き上がる人の姿はまるで ☆
向こうに見えるのは『ヒト』と言う動物。
こちらで喜んで写真を撮ってる私。もちろんヒト科の動物。
なんだか、
やられたなぁ。
美しい博物館の中にいた時には気付かなくて、
今こうして写真を整理していて思った感想。
きっとこれも博物館の狙いなのでしょうね。。。
A la semaine prochaine ♪
☆MUNEKO☆