*Croquis de Paris No.320 ~ オルレアンNo.1 ~*
2015年5月8日9:00 AM カテゴリー:Designersdiary
ひゃ〜!急な用事が入って、またまた遅くなりました。
それにしても、ここのところパリは夏日です☆ 20度越えのいい天気。
このまま夏へと突入するのか!? 夏物と入れ替えしようか悩む今日この頃です。
さてさて、5月はイースターバカンスが終わったと思えば、いきなり次の週末が金土日の三連休でした。
それでもって、今週(更新が遅くなってしまったので週が明けちゃいました)は木曜が祭日。でさらにうちの娘の学校の場合、水曜の授業を取り入れてなくてしかも木曜が休みなら金曜も休みにしちゃえ!と言う訳で、月火の二日間学校に行ったらもうお休みですって!!!
17日の日曜までに学校に行く日がたったの5日って、はやりこっちの学校って凄いですね。
☆ 街の中心、サント・クロワ大聖堂の裏手、こんな坂を見るとわざわざ下りて上ってみたいお年頃 ☆
とそれはさておき(笑)
今日のダイアリーは先日のバカンス中に唯一家族で日帰りでお出かけしたオルレアンの様子を♪ 写真いっぱいでお送りします^^
☆ 道に記されたジャンヌ・ダルクのマークを、バカンス中の宿題の航海日誌を仕上げるべく写真を撮ってまわる娘 ☆
この前のスキーバカンスはメッスとストラスブール、そしてナンシーに一泊二日で出かけたのですが、その前どこへ行こうか検討していた時にもうひとつ候補に上がっていたのが『オルレアン』
ジャンヌ・ダルクで有名と知りながらもなかなか降り立った事のなかったオルレアン。地球の歩き方を見ても、う〜ん。と結局後回しにしいたのですが、今回も「それでもまぁ行ってみようか」とちょっとネットで検索してみると・・・
☆ まずはお昼を。ラ・グリニョティエール「ちびちびつまむお店」って感じの意味ですね。私はフォアグラとスモークサーモンに帆立のサラダを注文。気軽に入れる地元で人気のクレープ屋さん。☆
惜しい!明日4月29日はジャンヌ・ダルクがこの街に入った記念日らしい!
なんとフランスで2番目に大きいパレードがジャンヌダルクが滞在した最終日の5月8日にあって、29日はその登場を祝って今年のジャンヌに選ばれた人が門をくぐる儀式があったんだって〜!とPCの29日の日付を見ながら悔しそうに主人に話すと、
「29日て言った?それって今日(出かける日)なんだけど。」
(笑)自分が気がつかないうちに日付が変わって29日になってたみたい。
☆ 運良くお土産に行ってみようかなと思っていた老舗のコーヒー豆店、カフェ・ド・ジャンヌダルクを発見。さっそく購入♪ ☆
と、いうことは?
「まさにジャンヌ・ダルクがオルレアンに入ったその日にうちらは初めてその街を訪れようとしてる!!!」
と、さっきと打って変わってひとりテンションが上がってしまう私なのでした。。。
でもね、残念な事にその入場の儀式と、教会で行われる演劇は夜遅くからなんだって^^;
☆ ランチを終えて、レピュブリック通りを抜けると・・・ ☆
それでも、これは何かの縁♪ 行きましょ行きましょう♪
と、やって来たのがこの写真のオルレアン、なのでした(長っ!)
☆ マルトロワ広場に到着。雨マークもなんとかなる我が家。この日も晴れてくれました!☆
写真はジャンヌ・ダルクの銅像が置かれたメインの広場。マルトロワ広場。ここは広々として気持ちがいいです。
☆ 騎馬に乗った勇ましい姿のジャンヌ・ダルク。☆
1339年より英仏間で起こった百年戦争(~1453)により、フランスはイギリスによってロワール川の北まで権力を広げられてられていた。さらにシャルル6世(1380-1422)時代に起きた貴族間の対立(アルマニャック派とブルゴーニュ派)により、ブルゴーニュ派がイギリスと提携して東部にも精力を広げたため、フランスは敗戦寸前の危機に。
☆ あっちこちから噴水が吹き出す仕組み。お願い、濡らさないでね〜^^;☆
そんな中、忽然とフランス王太子シャルル(まだ即位していない)の前に現れたのが、1412年生まれ、ロレーヌ地方(前回私たちがバカンス中に行ったストラスブールとナンシーの間近くですね)のドンレミという小さな村からやってきた少女ジャンヌ・ダルク。
12歳のある日「イギリス軍を駆逐して王太子をランスへと連れて行きフランス王位に就かしめよ」という神の声を聞いたというジャンヌ。
☆ 路面電車が交差するジャンヌ・ダルクの家の近くの広場 ☆
神のお告げに従い、16歳になったジャンヌはドンレミ近郊のヴォークルールへと出向き、当時の守備隊長にフランス王太子のいるシノンの王宮を訪れる許可を願い出ます。熱心なその姿についにその願いが叶いシノンにてシャルル7世と面会する機会を得て、その後ジャンヌはフランス軍を率いて自ら軍旗を持って先頭に立ち、見事にオルレアンからイギリス軍を追い払って勝利したのでした。
☆ まずは、ジャンヌ・ダルクの家から訪ねます。☆
へぇ〜〜〜♡
☆ ジャンヌ・ダルクの軌跡をたどって♪☆
映画にもなって、日本でも有名なジャンヌ・ダルク。だいたいのイメージとだいたいの事は記憶にあったけど、
こうして実際の場所を偶然ジャンヌ・ダルクがやって来たその同じ日に訪れることが出来て、さらにその出生が前回訪れたストラスブールに近い小さな村であったこと、その後ジャンヌが王太子と面会したのが、夏に母と一緒にのんびりと庭でサンドイッチを食べた、あのシノン城だったのですね。(そんなこと言ってたなぁ^^;)
☆ 小さな劇場でジャンヌ・ダルクのフィルムでお勉強。と言っても、ちゃんと聞き取れてるのは娘だけですけど(苦笑)☆
その後のジャンヌはランスに向かい、歴代フランス王の戴冠式が行われて来た大聖堂で1429年、シャルル7世として戴冠式を実現させたのでした。。。
そう、そのランスの大聖堂は、私が知り合いに誘われ初めて電車に乗って郊外に連れて行ってもらった場所。
さすがにこの歴史に超疎い私でも勝手に縁を感じずにはせずにはいられないほどに身近に感じる存在になりました。
☆ メインのジャンヌ・ダルク通り ☆
まずはジャンヌ・ダルクが4月29日から5月8日まで滞在したという、メゾン・ド・ジャンヌ・ダルクで軽〜く娘にも予備知識をさらっと♪(ちなみにフィルムはフランス語と英語のみです)
チケットがこのジャンヌのお家と考古学博物館が一緒になっているので、お次はオルレアン歴史・考古学博物館へ向かいました。
☆ オルレアン歴史・考古学博物館、ひっそり目立たないところにありました。☆
小さな建物。とってもサンパな職員のみなさんが出迎えてくれました。
考古学コーナーを見て、別館のジャンヌ・ダルクのコーナーへ。
実は、今こうして見ている絵や銅像の中にはひとつも実際のジャンヌを見て作られたものはないのだそうです。
全てはその逸話から想像されたジャンヌ像。
☆ モーリス・ドニの作品に、こんなところで出会えました。☆
その中に私の大好きなモーリス・ドニが描いたシャルルの戴冠式の絵もありました。
最後に娘は記念に一番凛々しいジャンヌの絵はがきを一枚購入。
大きな街ではないけど、なんだか楽しいね。
パリから日帰りで行ける小さな旅。
この後も続きます。
ではではまたすぐ後ほど^^
A la semaine prochaine ♪
☆MUNEKO☆