*Croquis de Paris No.422 ~ 泡の国へ ~ *
2017年4月21日10:00 AM カテゴリー:Designersdiary
前回のここはどこでしょう?の正解は?
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泡の国『 エペルネー(シャンパーニュ地方)』でした♪
そう、シャンパンで有名なEpernayにやってきました。
あの写真で分かった方は天才です^^
☆ エペルネーの市役所 ☆
いったんホテルに荷物を置いて、小雨が降る中、レピュブリック広場を抜けて
メインストリートのシャンパーニュ通りを歩きます♪
N家以外、エペルネーが初めてな私たち。
とりあえず行っとくべきは有名どころの、
『 モエシャン(モエ・エ・シャンドン)』でしょ〜☆ってことで、
あった〜♡
☆ これがあのモエ・エ・シャンドン。ドン・ペリニヨンさんの銅像もありました。☆
「ドンペリ」の名で知られている、ドン・ペリニヨンさん像がお出迎え。
修道士であったドン・ペリニヨンさんによって、シャンパンは発明されたんですね♪
エントランスにはシャンパングラスのシャンデリア♡
おおお〜!
見学と試飲の金額を聞いて、
これまた、おおお〜!(なかなか良い値段じゃぁ〜)
何飲む?私これにする、
じゃぁ私は飲めないのでトラディショナルのコースを♪
なんてワクワクして受付でお願いしようと思ったらなんと、
「あいにく、本日は予約のお客様で一杯でございます。」
どどどーっと、ちょっぴり転げそうになりながら(関西人8割)
そりゃそうでしょ、笑
バカンス中ですよみなさん。予約無しに子供連れで11人。
誰もが納得の退散でした^^
☆ モエシャンさんから歩いて数分の近所のジョルジュ・カルティエさん ☆
と、いうわけで。
直前にインフォメーションで今日空きがあるメゾンを聞いていたCkさん(ナイス!)
近所のジョルジュ・カルティエさんを訪ねました☆
こちらは大人ひとり22ユーロ(だったと思う、確か)
しかも5種類のシャンパンの試飲付き♡
子供はいくらだったかな^^;(5ユーロ?10ユーロ?)
飲めない私も5種類のシャンパン試飲付き。
だってぇ、飲めなくったってみんなが飲んでくれるでしょ?笑
お姉さんに、
フランス語?英語?と聞かれて、フランス語、と答えたらほっとした顔されました^^
まずは地上会の部屋でフランス語でビデオを見てざっくりとした仕組みを把握したら、
さぁ行きましょう〜
☆ 地下のカーヴへ ☆
説明はフランス語で♪ なんて答えたけど、
医療用語もそうで、聞き慣れない単語は難しいので、前もってビデオ見ておいて
良かったです。これ、シャンパンの製造を良く知らない私がいきなり説明を聞いていたら
イメージしにくかったかも^^;
ここではカーヴの見学なので、製造過程を知った上で話が進みます。
☆ バッカスの彫刻。じっとり具合を確かめます。それだけ湿度が高いって事ですね。☆
ところで、お酒は飲めない、炭酸飲料もほぼ飲まない私にとっては
シャンパンはかなり未知の世界。
でもですね、ワインと一緒で味は気になるわけです^^;
いつもの旅行から帰ってきて調べ物をするパターンで、
今回もちょっぴり日本語で調べてみました。
☆ ここまでの説明で分からない所はないですか〜?
って聞かれても、聞き返す語学力とベースの知識がないぞっていう^^;☆
行く前に調べてればもっと、なんて昔は思ったものですが、
現場でぼんやり見てきたからこそ、あれはそういう事だったのか〜!と発見も一杯です。
そう、そしてもう一度、
今回は行けなかったモエシャンに旦那さんに連れてってもらえばいいのだ、笑。
☆ ルミュアージュという、澱(おり)を瓶の口部分に集めるための台、ピュピトル ☆
シャンパンの製造過程では、自然発酵の後、二次発酵の時に糖分と酵母を加えるのですが、発酵が進み役目を終えた酵母は澱(おり)になって瓶底に溜まります。
その澱と共にワインを一定期間寝かせることによって、
酵母が分解作用の時にワインから取り込んだ旨味がまたワインに戻されるのだそう。
この写真は、その寝かされていたワインを徐々に角度を逆さ方向に向けて、
毎日少しずつ同じ方向に回す、ルミュアージュという作業のためのピュピトルという台に並ぶワイン。
こうして澱が瓶の首の部分にゆっくりと集められて、ワインから澱がなくなり
シャンパンのあの透明度を完成させて行くのですね。
(今は手作業ではなく、ほとんどが機械で自動で行われているそうです)
☆ 地上階に上がって、わーい♪ テイスティングだ〜(子供達にはジュースを出してくれました♪) ☆
で、思ってたんです。
その澱、どうやって抜くの???
だって、もうシュワシュワに発酵してるシャンパンになっちゃってるわけでしょ?
澱を取り除く為に蓋を開けたらシュッポーンって炭酸抜けちゃうじゃん!?
あれ?でも今つけられてるのはあのキノコの形をしたコルクじゃないのね!?^^;
と、ど素人の私は思うわけです、笑
☆ 左から、シャルドネ。グランクリュのブラン・ド・ブラン、シャルドネ100%の「R&L LEGAS 」、
左2番目、ムニエ。キュベ・ブリュット・プルミエール、ムニエ100%の「CAILLEZ」、
真ん中、ピノ・ノアール。キャルト・ノアール、ピノ・ノアール80%/ムニエ10%/シャルドネ10%の「FRESNE」、
4番目、アッソンブラージュ。トラディション、ピノ・ノアール25%/ムニエ25%/シャルドネ50%の「CHAPUY」、
最後は、ロゼ・アッソンブラージュ。3種すべて1/3ずつの「JACQUES」☆
これ、実はボトルの口を-27℃の溶液に浸して澱を凍らせて塊にするそうなんです。
その状態で栓を開けると、内部の気圧で澱が凍った塊として弾き出されるんですって☆(デゴルジュマンと言います。)
うまく塊だけが弾き出される事で、中のワインと炭酸成分はほとんど失われないのだそう^^;
おお〜!
しかも、この行程で瓶の中には極少量の酸素が中に入って、
同時に、この時添加される加糖のためのリキュールと一緒に、
それぞれのシャンパン独特の風味が熟成されるのだそうな・・・
こちらはシャンパーニュ公式HP
☆ お隣は圧巻の光景。気持ちいいほど飲んでくれます。笑 ☆
なーるほどぉ。って、今ここで関心してるんですけどね^^
あと面白いのはシャンパンの種類でブラン・ド・ブラン、とか
ブラン・ド・ノアールとか、ロゼ、とかあるんですけど・・・
ブランが白、ノアールが黒、ロゼはピンク、の意味なので、
ブラン・ド・ブランは、白の白。葡萄の種類が白いシャルドネ100%で出来ています。
ブラン・ド・ノアールは、黒の白。という意味になるけど、シャンパン自体の色は白なので黒の葡萄、ムニエやピノ・ノワールのみを使って作られた白いシャンパンと言うことになります。
で、ロゼ、というのは醸造の段階で黒い葡萄の果皮を一定期間漬け込む事で淡いピンク色にしているか、アッソンブラージュという、ブレンドする際に赤ワインを混ぜている場合です。
☆ メインのレピュブリック広場に戻り ☆
にしても・・・*^^*
ちょっとずつ口をつけてもすでに顔が真っ赤っか。恥
いやぁ、昔なら気管支炎でひぃひぃ言ってたでしょうけど、味見出来るだけ大人になりました♪
少しずつ味見をして、「はーい!いる人〜?」と、大人3人にグラスひとつずつを分け、
後は?お隣のシャンパン大好きさんに飲んで頂きました♡
結局私はシャンパンに添える甘いお菓子とお水で落ち着くという・・・笑
そういえば、シャンパンに加える糖分の話もしていましたね。
Sucre シュークルって言うので、そのまんまお砂糖を加えるんだって理解しちゃってたけど(ドサージュ)、シャンパンの味の調整で使用する、同じタイプのシャンパンの原酒の古酒に蔗糖などを混ぜた甘いリキュール(リキュール・デスペディション)の事だった様ですね。
で、この量が1Lあたり、0g 〜 50g(50g以上はスウィートという甘口シャンパン)
のその量によって極辛口の、extra brut から → brut → extra sec → sec → demi sec、
そして甘口の doux (sweet) まで、甘みが変わるのですね。
それさえも知らなかった!面白いですね〜
☆ 近くのブラッスリーに入ったら・・・小さいのならコーヒー一杯の値段で頂けちゃいます♪ 安っ! ☆
とりあえず、今回来れなかった旦那さんに、お土産として、一番目のシャンパン
グランクリュ(特級)のブラン・ド・ブラン、シャルドネ100%の「R&L LEGAS 」を購入し一路夕食のレストランへ向かいます。
でも、まだ時間があるなぁ〜
というわけで、アペリティフの前のアペリティフ♪
レピュブリック広場前のブラッスリーに入ってお茶する事に。
・・・って言ってもお茶飲むのは私だけだけど、笑。
っていうか、シャンパン一杯の値段が、安っ!
さすが泡の国です♡
☆ 私にしては頑張って飲んでる♪ 美味しいってのだけは分かる。 ☆
そしてもちろん、晩ご飯も泡^^
ご飯も美味しいのだぁ〜
A la semaine prochaine
☆MUNEKO☆
☆MUNEKO☆