＊Croquis de Paris No.433 ～ 卒業と別れ ～ ＊

日本行きの飛行機の中で書いています。だらだら長いです＾＾

 

一年半ぶりの日本。

夏に帰るのは２年ぶり。

 

ほんの一年半なのに機内のテレビ画面が

かなり使いやすく見やすくなっています。

映画もどれにするのか悩んでしまうくらい沢山♡

 

一発目に、宮沢りえさん主演の

「湯を沸かすほどの熱い愛」を見ていきなり泣いてしまいました。

ちょーっとズルいなぁ内容がぁ、こりゃ泣くわぁ、

しかも、最後がかなり強烈な内容だったわぁ、笑

 

 

そういえば出国前。長い行列に並びながら、娘から

「ねぇ、ママの一番好きな色ってなあに？」

って聞かれ、突然の質問に全く答えが浮かばず、

「白？かなぁ、何色持って来ても似合うから」

「でも、大きさが小さい物ならオレンジも好きよ。たださ、

　あの職員の人が来てる上着とかは勘弁だけど、笑」と答えたら、

「ファッションとか関係無しに！単純に自分の好きな色ね」

って言われてそれでも答えに困った私でした。

 

 

ついつい好きな色より似合う色を想像しちゃうけど

今になって思いつくのは、

もうぼろぼろになってるのに好き過ぎて、未だに使ってるエコバッグの、

薄いピンクやオレンジ、水色にグレーの、

あの色彩かなぁ。。。

結局は何色、ではなくって私にとって大事なのは、

それぞれの色のバランス、なのかもしれない。

 

 

で、で。映画の中の最初の印象的なシーンで、杉咲 花さん演じる娘さん

（あずみ）に、母のりえさん（双葉）が聞くんです。

「その中で一番好きなのは？あずみの一番好きな色。」って。

 

いじめられて色んな絵の具にまみれている娘に。

でも頑張って笑顔で「数えたら11色あった」っていうあずみに。

 

意表をついた母からの質問に驚きながらも

「・・・水色」と答えるあずみ

 

「おかぁちゃんはだんっぜん赤、情熱の赤 」

「さぁ、着替えて帰ろ♪ 」って。

 

強さと弱さと深さが滲む素敵なシーン。

ってか、ついさっきの出国前の、我が娘からの質問と超ダブるし、

デジャブかっ！と、不思議な感覚におそわれるのでした＾＾

 

 

さてさて、そんな娘も無事小学校を卒業しました♪

卒業式？無いですよ、笑

終業式？も無いですよ♪ もちろん。

 

小学校最終日の朝、私の方は日本行きのためにバタバタ。

バスを見送り際に、「今日はパパも休みだし、車で迎えにいくね♪」 と言ったら、

バスに乗り込みながら、「ママと歩いて帰って来たいな・・・」とポツリ。

思わず、「もう〜、そんなん言わんといてよ！」プリッ

なんて言っちゃったんだけど、

 

結局、帰りは車で迎えに行っておきながらパパに先に帰ってもらい＾＾：

二人で最後の通学路をぽちぽち歩いて帰ってきたのでした。。。

 

「ママ、我がままでゴメンね。」とか言うでない、娘よ。

結局、本当はそうしたかった私の方が感謝してるんだから。。。

 

 

卒業式はない。

でも大切な友人とは沢山ハグして沢山名残を惜しんで、

ママさんも、んんっまっ！ってほっぺにビズをして。

幼稚園からお世話になった校長先生には、直接挨拶に行って思わずハグをして。。。

 

互いに違う学校に転校する大好きなM君とは携帯番号を交換して、

 

なんとも言えない間が流れた後に、Mくんが

「じゃぁ、またそのうちにね」とひと言言って。。。

 

このまますぐにバカンスに飛び立つであろうママ達の、

夏らしいワンピース姿も可愛くて、

 

ああ、なんかこういうのもいいなぁと思った最終日でした。

 

 

さて、さっきから沢山アップしている写真は

日本に本帰国するN家との最後の晩餐。

 

なんかね、最後の様な最後じゃない様な。

Sママちゃんに至っては、私全然平気やねん、とやたら大丈夫を強調する始末、笑

 

でもね、私も最初聞いた時のショックと、喪失感をずいぶんと先に

味わってしまって、だんだんと慣れて来たら今度は別れが無い様な気がしてて。

 

　

 

そんな、みんながちょっぴり不安定で、いつもやってたあの宴会とは違う最後の晩餐。

 

おっぱいの美談議で持ちきりなのは（笑）

Ckさんが日本に帰国して新しい会社に行くって決まってから

男性を囲んで、安心して女子がおっぱい&ブラについて議論するっていう

新しい習慣が身につきました＾＾

おかげで私の中でこの年にしておっぱいが大きくなりたい願望が。

（なんでやねん！と総突っ込み入ったけど。いやマジです私は、笑）

 

 

あと、

いかに出会ってからN家を頼りにして生きてきたか。

その事でどれだけ安心してパリに暮らしていたか。

 

これからが自分達にとって本当のフランス生活が始まるんだろうね。

と夫婦で話し、

 

さっきも空港のラウンジで、Ckさんと言う人の存在の凄さを娘に力説し、笑

 

命に関わるような切羽詰まった判断を、背中を押して貰いたい時には

Yさんと話してくるわ、と旦那に言い残しN家に向かい、

相談（って言うより、私頑張る！って宣言に近いか）に乗って貰い。

 

娘のＳちゃんには、学ぶ事、遊ぶ事、音楽、ダンス、

わが娘のMの先にはいつもSちゃんがいて。

余裕を持って楽しむ事、自立して考えることを目の前で、

ほらっ大丈夫なんだから心配しないで、っていうのを沢山見せて貰った。

 

 

にしても、まぁ〜飲んだね。笑

しかも次の日は子供達もまだ学校なので早めの解散なのに。

 

翌朝、YさんとSママちゃんダウン＾＾；

出発の飛行機は夜なので、元気なメンバーで集まって最後のランチに♪（行くんかい）

 

ここも最後になってみんなの中での定番になったレストラン。

強面で酒焼けした声の、格好良くて優しいマダムんちのバスク料理やさんで迎え酒。

 

二日酔いは治さず迎えて良い具合に戻すと楽になるらしい、笑（ほんとに!?）

 

 

N家がいなくなったら宴会&外食率減りそう。

まぁでもね、最近はお酒の量が半端なかったから

ここらでみんなちょっとリセットで良いのかもしれないしね＾＾

 

食事の帰り、残りの時間を我が家でだらだら、

みんなで寝っ転がりながら文字数を決めてしりとり。

こんな時まで冴えてるCkさん、流石です。

 

あっという間に時間も来て、

じゃぁね〜！とハグして別れて。。。

 

昨日の夜は夜で、娘のMが、

いつもの様にバイバイって言ってSちゃんと別れちゃった。。。

もしかして私もう会えないの？って言ってたみたいに

 

そう、またすぐに宴会出来そうなくらいに実感が沸かなくて

 

 

間に合うかな。一度お別れしたけど

娘が帰ってきてからでも、N家の出発の見送りに間に合うかな。

 

思わず車に乗って、送迎タクシーがくるホテルに向かう。

 

間に合った〜☆

 

今度こそ最後の別れ。

Ckさんともハグをして、後部座席に並んで乗ったCkさん、Sちゃん、Yさんを見て、

やーっと「いなくなるんだね」って感情が涙と共に湧いてきた。。。えーん

 

 

「 がんばるわ、私たち 」

 

 

Hちゃんと、ドラマ、「カルテット」の話をしていて言ってたんだけど、

ここにいるママたち4人をモチーフにひとつの話が描けるよねって。

 

それぞれが個性的。

 

悲喜交々も色々あったなぁ、

みんなどっか凸凹しててねぇ。

ムカついたり笑えたり、感謝したり甘えたり。

 

最高でした。

 

 

実に人間らしくてみんな可愛かった。

 

 

ところで、最近飲み過ぎて、うかつにも人んちで寝てしまう事が

続いたパパが（そのやっちまった感と、仕事の疲れが取れてない具合の

ひどさは半端ないらしい）今回ばかりは私と娘の日本滞在で会えない時間が

とんでもなく寂しいんだそうです。

N家はいなくなったしね、直後に私たちもいなくなるしね。

 

大丈夫、大丈夫。みんな大丈夫（は酔っ払ったSちゃんの決まり文句か＾＾）

 

 

そういや酔っ払ったSちゃんが、やたら言ってたっけ。

離れてもいつでも飛んでいけます！何かあったらすぐ行きます！って

 

まぁ実際そんなSOSは無いことを願うけど、笑

 

遠くにいても、またそれぞれがそれぞれの日々を楽しんでいることを

勝手に想像しては楽しんでおくことにします。

 

 

さぁ、日本に着きましたよ♪

お久しぶり日本♪

動くぞぉ〜☆

 

一瞬でN家に会えそうだな、笑

 

 

A la semaine prochaine 
☆MUNEKO☆